jin-jour(ジンジュール) |人材育成、リーダーシップ、モチベーション、メンタルヘルス対策など 人事の視点から、働く人と会社の関係を元気にする情報を発信

ログイン
MENU

メニュー

×

職場のメンタル危険サイン 【鈴木安名】 [2011.01.28]

モチベーション向上に必要なツールとメッセージ(その1)


職場のメンタル危険サイン(13)
鈴木安名(産業医)

ゆとり世代の職場への登場によって、若手のモチベーションをいかに高めるかが課題になっています。
今回はまず、チームにおけるモチベーションの基盤になる帰属意識について述べ、次に、モチベーションとメンタルヘルス向上させる具体的なメッセージを紹介します。

『上司や先輩はちっとも教えてくれない……ちゃんと教えてほしい』

『その仕事の意味や目的を教えてくれないと、できません』

――などと、仕事について要求や条件を出してくるのがイマドキの若手です。

『おまいらは、お客様じゃなくて社員なんだぞ!』と言いたくなりますね。

でも、若手の言い分にも、もっともな面があります。

1.若手に写る自分のホンネ

スキルは自分で努力して身につけるものであると同時に、上司を含めたチームの場で育成されるものです(「イマドキの若手の傾向と対策[パートⅡ]」参照)。

なのに、微妙で困難な業務を、意味や目的をあまり説明せず部下に丸投げし、フォローもしないで、締め切りや納期だけを詰める上司や先輩が、皆さんの周りにいませんか?

いましたよね、そういう上司が。不安やいらだちを感じるし、時には腹も立ってくる。

言い換えると、皆さんが新人のころから抑えつづけてきたホンネを、若手が口にしただけなのに、上司や先輩として腹立たしくなる。奇妙なことに、皆さんは若手に写し出された自分のホンネに憤りを感じているのです。

2.チームと帰属意識

ところで、モチベーションのもとになる帰属意識、昔風に言えば忠誠心について説明しましょう。

人間は群れ(組織)を作らないと生きていけない動物です。

サルでいえば、ボスの支配個々のサルによる従属によって群れが維持されています。支配と従属といっても、個々の猿は群れに尽くす、群れは個々の猿を守るという関係で一方的なものではない。例えば、敵対する群れと餌場の争いになれば、ボスがやってきて助けてくれるのです。

尽くす⇔守られるという相互関係があってこそ、個々の猿に群れへの帰属意識が生まれ、群れが維持されます。群れに尽くすだけという関係ではありません。

人間の職場もキホンは同じ。ボスが管理し、部下は従うのですが、部下は給料をもらうという相互関係があります。

ところが上司が直接給料をくれるのではありませんし、部下がボスである上司に従って、やる気を出すためには、組織に引きつける、帰属させるためのプラスαが必要になります。現代の職場で必要不可欠なプラス・アルファには少なくとも以下の2つがあります。

①飲み会や行事

②部下や後輩の心を打つコトバかけ

3.飲み会や行事というツール

例えば、5~6年前までは、『社員旅行や運動会、飲み会なんて旧時代の悪習』とまで家族主義的企業文化をけなしていたのに、『行事は意外に役に立つ』*という見直しがされています。イマドキの新人は飲み会など嫌がるだろうという認識の読者は周回遅れです。

①人間関係構築のため
日本能率協会総合研究所が行った2009年度 新入社員の「会社や社会に対する意識調査」では、会社での人間関係構築のために、新人が有効だと思うことのベスト3は、1位「飲み会への参加」、2位「社員旅行」、3位「運動会」でした。
http://jmar-im.com/soshiki/2009/04/post_23.shtml

②メンタルヘルスの安全弁
また、著者の調査では、飲み会や行事を今風に行っている会社では、多少のストレスはあっても、メンタルヘルスの悪化を防ぐ安全弁になっています。


労務管理、人事評価、ハラスメント対応など充実のコース!

労務行政eラーニング 詳しくはこちら

禁無断転載
▲ ページの先頭に戻る

ログイン

×

人事・労務に役立つ商品・サービス検索

  • カテゴリとジャンルから検索

検索

注目商品ランキング 新着商品