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[2012.02.27]

組織開発(Organization Development)

公開日 2012.02.27 深瀬勝範(社会保険労務士、人事コンサルタント)

組織開発(そしきかいはつ)

 コミュニケーションの活性化、協働意欲の向上、帰属意識の醸成などを通じて、組織風土の改善を図る一連の活動のこと。英語の「Organization Development」の頭文字をとり、「OD」と表記されることもある。

 働き方のルールや役割分担を定めること(組織デザイン・組織設計)を組織のハード面の整備とすれば、組織開発は、これらのハードを効果的に機能させるためのソフト面の充実と捉えられる。

 グループ・ダイナミクス(集団力学)や行動科学の理論を実践に応用する形で、1950年代後半からアメリカ企業を中心に広がったもので、具体的な施策としては、リーダーシップ研修、交流分析(自分自身および他者との関わり合いを分析すること、Transactional Analysis:TA)、職場ぐるみ訓練などが実施される。また、QCサークルによる小集団活動も組織開発として取り上げられることもある。

 近年、日本において組織開発が注目を集めるようになってきたが、それには次の理由が考えられる。

(1)従業員の中に個人主義的な傾向が強まってきたことから、組織に対する帰属意識を醸成して、チームワークを重視する意識を高める必要性が出てきた。
(2)外国人従業員や高齢者など雇用の多様化が進んでいる中で、職場内のコミュニケ―ションを活発化して、組織としてのまとまりを持たせる必要性が高まった。


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