関根 勤氏インタビュー [2010.11.04]

関根 勤氏インタビュー(3) 「子育ては、かかわった分だけ結果が出る」


愛娘のタレント・麻里さんとはだれもがうらやむ「理想の親子」。良き父親としても注目を集めている関根氏の子育ての哲学、そして育児に励むビジネスパーソンへのメッセージとは?
(文:千葉はるか)

■子どもが悩み、ドロップアウトしそうになった時、
親と過ごした時間が歯止めをかける

どうしてもポジティブになり切れず、愚痴が言いたくなったらどうすればいいのか? 関根氏のアドバイスは「まずは歩くこと」だ。

「よく『心技体』と言いますが、昔の人は現代人より運動量が多かったから『体』は3番目で良かったんです。今の時代に合わせて言い換えれば『体心技』。『身体を鍛え、心を穏やかにして、技術を身につけて仕事を頑張る』という順に考える。まずは健康な身体を作ることが第一です。だって、もし40度の高熱が出たら『彼女に会いに行くより寝ていたほうがいい』と思うものでしょう? 身体作りって、本当に大事なんですよ」

関根氏自身は、愛犬のゴールデンレトリバー・ライル君と一緒に毎日散歩するのが日課だという。

「犬が僕のトレーナーになっています。『今日は行きたくないな』と思う日もあるんですよ。でも、ライルが邪気のない目で僕を見つめてじっと待っているのをみると、『よし、行こう』と思う。それで外に出て歩いてみると、5分くらいですごく気持ちよくなってくるんですね。少し早足で歩くと、身体が空気を取り込むんです。焦らず、少しずつ負荷を上げていくといいんじゃないでしょうか」

近年は愛娘のタレント・麻里さんが多方面で活躍し、良き父親として世の注目を集めている関根氏。子育てには、どんな哲学があったのだろうか。

「子どもが社会からドロップアウトするような育て方をしては、たとえタレントとして評価されても、親としては失格ですよね。僕は子どもが生まれた時、父親として何ができるかを考えたんです。本もずいぶん読みました。
まず決めたのは、『生きていることは面白いんだ、すばらしいんだ』ということをたたき込むこと。だから、とにかく娘を笑わせました。
それから『お父さんとお母さんは何があってもお前の味方だ。信用して、どんなことでも相談してくれ』と真剣に言い聞かせること。そうやって、小学生くらいまではできるだけ一緒に過ごすようにしていましたね。
それに、もう一つ。僕と妻は、子どもの前では絶対にお互いをけなすことはしませんでした。僕は娘に『お母さんが料理上手で良かったね』と言ったり、妻が疲れた様子の時は『一生懸命頑張ったから疲れているんだよ』と話したり。
妻は、何か決める時に必ず『お父さんに相談してからにしよう』と言って、僕を立ててくれました。子育てに関しては、僕はやり切ったという思いがある。悔いはありません

子育てに積極的にかかわる、いわゆる“イクメン”が増えている昨今。最後に、仕事と子育てを両立しようと頑張っているビジネスパーソン向けにメッセージを聞いた。

「僕の場合は、子どもが幼いころはちょうどあまり仕事がなかったんです。暇だったおかげで、時間をたっぷりかけられた面もある。
多くの方は、子育てがちょうど仕事で忙しい時期と重なって大変でしょう。でも、子育ては子どもとかかわった分だけ結果が出るものなので、頑張ってほしいですね子どもが悩み、ドロップアウトしそうになった時、親と過ごした時間が歯止めをかける。僕は、そう思っています

関根 勤(せきねつとむ)Profile
1953年東京都生まれ。日本大学法学部卒業。大学在学中にTBS「ぎんざNOW!」の素人コメディアン道場に出場、5週勝ち抜いて初代チャンピオンとなったことをきっかけにデビューする。テレビやラジオなどさまざまなメディアで活躍するほか、舞台「カンコンキンシアター」の座長を務めるなど幅広く活躍。11月14日山野ホールで開催されるライブ「浅井企画祭り2010」(チケット好評発売中)に出演予定。

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